裁判のＩＴ化

日本の裁判所では、現在もＦＡＸが利用されており、弁護士は、裁判書類を裁判所宛でファックスによって提出します。

この話をすると、一般の方には「いまどきＦＡＸ？！」と驚かれることが多いです。

大事な証拠の小さい文字がファックスではつぶれてしまっていて、改めて印刷した証拠を郵送で送ったりすることも少なくなく、非効率ですし、セキュリティ面でも心配ですよね。

そんな中、裁判のＩＴ化の検討が進められており、弁護士の委員会でもＩＴ化の話題になることが多いです。

先日の日経新聞にも掲載されていましたが、政府が導入を検討しているＯＤＲ（Ｏｎｌｉｎｅ Ｄｉｓｐｕｔｅ Ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ）は、

紛争の受付から主張や証拠の提出、協議までをネット上で行う手続きで、それにより紛争解決までのコストや時間を少なくできるというものです。

ＯＤＲによって解決事例のデータが蓄積されれば、ＡＩが解決案を提示してくれるようになるという何ともすごい時代が訪れるかもしれないみたいです。

弁護士の仕事も減っていくかもしれませんね。

写真はお昼に奮発して食べた鰻です。

明日は土用の丑の日ですね。
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坂根法律事務所
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